相棒その⑤(ラスト)

僕が相棒にしている作画道具の紹介も、これが最後だ。


漫画の技法書を読むと、オーソドックスな画法は、
鉛筆やシャープペンシルで薄く下書きをして、つけペンなどでペン入れをして、
最後に消しゴムをかけるそうだ。


僕は画力が無いので、下書きをするにも、何度も消しては描き直して、
ようやく下手なりに納得のいく下書きができる頃には、紙がボロボロになっている。
しかも、シャープペンシルでペン入れをするので、消しゴムをかけることができない。


そのため、ライトテーブルがマストアイテムだ!!
下書きをした用紙に、清書用紙を重ねて、光で透かせてなぞっていくのだ。


僕が使っている原稿用紙は、無印良品の4コマメモだ。
1コマ枠の大きさは57mm×38mmなので、でかいライトテーブルは不要だ。
大は小を兼ねるというが、でかすぎるのも邪魔苦しい。
とにかく小型のライトテーブルが欲しい。


大型のライトテーブルはたくさんあるが、小型のライトテーブルは無い。
そりゃそうだ。プロ漫画家やデザイナーなどは大きい紙に描くだろうから、
大型ライトテーブルのほうが需要が高い。


ライトテーブルはプロ御用達ともなると2~3万円クラスになる。
こんな高いものを買っても僕には分不相応だ!!


オモチャ程度でもいいから、コンパクトなライトテーブルがないかな?
と探していたら、ネットで見つけました!!『明日はまんが家!』という商品だ。
もともとコンビニなどで売られていた食玩だそうだ。
500円だって!?ライトテーブルにしてはあり得ないくらいに安い!!


僕がこの商品を見つけたときには、もうコンビニでは売られていなくて、ネットで在庫限りの販売しかしていなかった。迷わず注文した。


手のひら大サイズの上に、乾電池で使えるので、コードが邪魔にならないし
使わない時はささっと片づけられるのが嬉しい!!まさに僕が求めていた製品だ!!


安いオモチャなだけあって、光量はそんなに多くはないし、
明るいところと暗いところの差が激しい(光源から遠いところは暗くなる)
だが、4コマメモ用紙をトレースする分には文句がない。
快適にトレースしてサクサクと原稿を執筆している。

 

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今まで紹介した相棒たちを写真に撮ってみました!!
これからも相棒たちを頼りに漫画を描いていく。

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